育成会活動記録

令和8年度 北信越地区高等学校PTA連合会研究大会 石川大会②

投稿日時: 2026/07/23 15:25

~特別講演・記念講演・閉会式~

特別講演

研究大会1日目の締めくくりとして

「地震の被災状況と普段の備え」と題した特別講演が行われました。

講師は、令和6年能登半島地震を実際に経験された

石川県立飯田高等学校

前校長・角秀明氏

前PTA会長・葛原秀史氏

のお二人です。

角前校長からは、ご自身も被災者でありながら、生徒の安全確保や学校再開に向けて奔走された当時の状況についてお話しいただきました。

「災害は必ずまた起こるという前提で、日頃から家族や学校で避難方法や集合場所を話し合い、常に備えておくことが大切」

と力強く訴えられました。

また、「学校は子どもたちの学びの場であると同時に、地域の復興を支える重要な存在であり、できる限り早く学校を再開させることが地域全体の力になる」とのお話も、大変印象に残りました。

葛原前PTA会長からは、「震災だからできない」ではなく、「子どもたちのためにできることを続けよう」という思いで、文化祭や炊き出しなどのPTA活動を継続されたことが紹介されました。

「子どもたちは保護者の背中を見ている。保護者が学校に関わる姿そのものが子どもたちへのメッセージになる」という言葉には、PTA活動の本来の意義が込められていました。

講演の最後には、学校祭で飯田高校PTAの皆さんが合唱した「明日はきっといい日になる」の映像が上映され、震災という大きな困難を乗り越えながら、子どもたちへ希望を届けようとする保護者の姿に、会場は深い感動に包まれました。

記念講演

2日目は

金沢大学人間社会研究域 学校教育系教授 本所 恵 氏による

「未来につなぐ学び ― スウェーデンを鏡に考える ―」

と題した記念講演が行われました。

本所教授は約20年にわたりスウェーデンの教育を研究され、2018年にはお子さんとともに現地で生活しながら教育現場を調査された経験をもとに、スウェーデンの教育制度や学校文化について紹介されました。

講演では、スウェーデンでは子どもを一人の人格として尊重し、幼い頃から自ら考え、選択し、意見を表明する機会が大切にされていることが紹介されました。

また、話し合いを通して物事を決める経験を積み重ねることで、民主主義の考え方を自然に身に付けていく教育が実践されていることも印象的でした。

さらに、合理性を重視した学習環境や、多様な子どもたちを支える支援体制、失敗しても再挑戦できる教育制度など、日本との違いについて、分かりやすく説明されました。

講演の中で紹介された

「人は扱われたように振る舞う」

「自立させることは、手を離すことではない」

という言葉は、学校教育だけでなく、家庭やPTA活動にも通じる大切な考え方として強く印象に残りました。

子どもを一人の人格として尊重し、学校と家庭が連携しながら、自ら考え行動できる力を育てていくことの大切さを改めて考える、示唆に富んだ講演となりました。

本所教授から紹介された著書「北欧の教育新潮流」

記念講演で本所教授よりご紹介いただいた共同著書を購入し、講演内容を振り返りながら拝読しております。

講演を通じて、スウェーデンの子育てや教育への理解が一層深まるとともに、北欧の子育て・教育の考え方やその背景について新たな視点を得ることができ、貴重な学びとなっております。

閉会式

閉会式では大会宣言が採択され、子どもたちの「生きる力」を育むため、学校・家庭・地域が連携しながらPTA活動を充実させていくことが確認されました。

次回大会は令和9年7月に富山県で開催される予定です。

参加者へ贈られた奥能登4市町のお菓子

閉会後には、参加者一人ひとりへ奥能登4市町で作られたお菓子が贈られました。

令和6年能登半島地震と奥能登豪雨からの復興支援、そして「被災地を忘れないでほしい」という願いが込められた心温まる贈り物でした。

他校との交流

大会期間中には、教育懇談会などを通して、北信越5県のPTA役員の皆様と交流する機会もありました。

長野県から参加された役員の方からは、「昨年の福井大会ではスタッフの皆さんが、旧知の知り合いの様に共に喜びを分かち合い、常に温かく接してくださった事をとても心に残っています」とのお話を伺い、大会を通じて生まれる人とのつながりも、この研究大会の大きな魅力であることを改めて感じました。

おわりに

二日間を通して、各県の特色あるPTA活動や講演から多くの学びを得るとともに、人と人とのつながりや、学校・家庭・地域が支え合うことの大切さを改めて実感しました。

石川県高等学校PTA連合会の皆様をはじめ、大会運営に携わられた全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今回の学びを、今後の羽水高等学校育成会活動に活かしてまいります。

令和8年度 北信越地区高等学校PTA連合会研究大会石川大会①

投稿日時: 2026/07/23 14:34

~開会式・壇上発表~

令和8年7月9日・10日の二日間、石川県立音楽堂を会場に

「令和8年度 北信越地区高等学校PTA連合会研究大会 石川大会」

が開催され、北信越5県から約500名のPTA関係者が参加しました。

本校からは、松村育成会会長、中野育成会副会長、吉川校長、伊部先生、米沢が参加しました。

開会式

パイプオルガンでの「トッカータとフーガ」の演奏に続き、開会宣言が行われ、北信越5県から約500名が参加した研究大会が開幕しました。

主催者を代表して北信越地区高等学校PTA連合会会長 出嶋 哲氏より挨拶があり、令和6年に震災などを経験した石川県だからこそ、「人と人とのつながり」や「交流」の大切さを改めて感じたこと、そして本大会が各県のPTA活動の学びと交流の場となることへの期待が述べられました。

続いて、一般社団法人全国高等学校PTA連合会副会長 中村慎也氏より祝辞があり、本大会のテーマである「生きる力を育む~困難を乗り越え、自分らしく生きる力の育成~」を、それぞれの地域での活動に生かしてほしいと述べられました。

その後、北信越地区高等学校PTA連合会表彰が行われ、永年にわたりPTA活動に尽力された各県の功労者へ表彰状が贈呈されました。

                         表彰された各県代表者の皆様

続いて、石川県知事 山野之義氏、金沢市長 村山卓氏より祝辞が述べられました。

山野知事からは、能登半島地震や奥能登豪雨の経験を踏まえ、「被災地を実際に訪れ、見て感じたことを、それぞれの地域での防災やPTA活動に生かしてほしい」とのメッセージが送られました。

村山市長からは、高校時代は子どもたちが将来の進路や人生を考える大切な時期であり、その成長を支える高等学校PTAへの期待とともに、大会開催への歓迎の言葉が述べられました。

来賓・役員紹介をもって開会式は終了し、この後、研究大会へと移りました。

壇上発表

研究大会では、各県を代表する5校が、それぞれ特色あるPTA活動を発表しました。

富山県立小矢部園芸高等学校

~学校・家庭・地域が一体となって子どもを育むPTA活動~

「オール園芸で育む『花と緑と君が育つ学校』」をテーマに発表が行われました。

部活動や農業クラブ活動、地域貢献活動など、体験を通した学びによって生徒が自信を育む教育実践が紹介されました。

また、PTAでは保護者全員が3年間で何らかの役員を担い、学校行事への参加を通して子どもの成長を見守るなど、学校・家庭・地域が一体となって「育むPTA」を実践していることが紹介されました。

新潟県立新発田商業高等学校

~地域と未来をつなぐサポートの輪~

「伝統を力に、地域と未来へつなぐサポートの輪」をテーマに、体育祭での飲料提供や文化祭での高齢者疑似体験、保護者自身も進路について学ぶ「PTA進路研修」など、多彩で学校や子ども達の「伴走者」としての役割を担うPTA活動が紹介されました。

また、PTAや学校の活動を発信するPTAキャラクター「しばりん」を活用したりと、令和9年度に創立110周年という節目に向け、PTA活動のさらなるブラッシュアップを続ける取組がとても印象的でした。

                        マスコットキャラクター「しばりん」

長野県坂城高等学校

~時代の変化に対応した持続可能なPTA活動~

「坂城高校のPTA活動 ~学級減とコロナ禍を超えて~」をテーマに発表が行われました。

生徒数減少、入学する生徒も広域であることからPTA活動の参加者減に合わせてPTA活動も継続、休止といった見直し、負担の大きいPTAバザーをキッチンカーへ切り替えるなど、保護者の負担軽減や持続可能なPTA活動への改革が紹介されました。

学校・家庭・地域が連携しながら、時代に対応した持続可能なPTA活動を実践する姿が印象に残りました。

福井県立美方高等学校

~気持ちを一つに、みんなで子どもたちを支えるPTA活動~

「キャッチ・ロー ~気持ちを一つに、子どもたちみんなに届けるPTA活動~」をテーマに発表が行われました。

会場全体で「キャッチ・ロー」の掛け声を実践する参加型の発表で会場を盛り上げました。また、伝統行事である校内レガッタへのPTAチーム参加や文化祭での「華麗屋(かれ

いや)」出店、危険箇所へのカーブミラー設置の取り組みなどの安全活動、キャリアフェスティバルなど、PTA活動の担い手不足が課題となりつつも、「できる範囲で行うこと」を大切に、生徒・保護者・学校が同じ方向を向き、楽しみながら取り組むPTA活動が紹介されました。

                        会場全員で「キャッチ・ロー!!」

石川県立工業高等学校

~伝統を受け継ぎ、楽しみながら支えるPTA活動~

「石川県立工業高等学校のPTA活動について」をテーマに発表が行われました。

創立140周年を迎える伝統校として、学校の歴史や特色を大切にしながら、音楽や映像を効果的に取り入れたテンポの良い発表で会場を魅了しました。

県工祭での「PTA餅つき」や球技大会での「めった汁」振る舞い、街頭指導、広報活動をはじめ、生徒が主体となる活動を支え、生徒と一緒に楽しむPTA活動が紹介されました。

                        会場全体で「魂!」と心が一つに

質疑応答

美方高等学校の役員選出方法について質問があり、オンラインアンケートを活用した取組が紹介されました。

講評

石川県教育委員会生涯学習課長 小山内裕之氏より、5校それぞれの特色ある実践について

講評が行われました。

各校に共通していたのは、「子どもたちの成長を願う思い」を中心に据えたPTA活動であり、学校規模や地域の特色に応じて工夫された取組が高く評価されました。

また、

学校・家庭・地域が連携した活動の充実

生徒とともにつくるPTA活動

ICTを活用した負担軽減

「できる人が、できる時に、できる形で参加できる」持続可能な組織づくり

多様な保護者が無理なく参加できる環境づくり

など、これからのPTA活動に求められる方向性が示されました。

講評の締めくくりでは、中島みゆきさんの『糸』を引用し、人と人とのつながりを一本の糸に例えながら、

一本の糸は決して強くはない。しかし、人と人が結ばれ、重なり合うことで、大きな力となり、子どもたちの未来を支えることができる。

との言葉が紹介されました。

そして、今回の大会で得た学びや新たなつながりを、それぞれの地域へ持ち帰り、今後のPTA活動へ生かしてほしいとの期待が述べられ、講評が締めくくられました。

壇上発表された皆さん               講評いただいた小山内氏

羽水高等学校育成会 紙面発表

本大会では、羽水高等学校育成会が紙面発表校として大会冊子で活動を紹介しました。

大会冊子には、学校紹介をはじめ、育成会組織や各委員会の活動などが掲載され、北信越地区の皆様へ本校育成会の取組を紹介する貴重な機会となりました。

各校の発表からは、それぞれの地域や学校の特色を生かしたPTA活動を知ることができました。また、「義務としてのPTA活動」ではなく、「学校や子どもたちのために、共に楽しみながら取り組むPTA活動」という共通した姿勢が印象に残り、これからの活動を考える多くのヒントを得ることができました。

続けて、1日目の特別講演、2日目の記念講演、閉会式の様子についてご紹介します。

第1回教員研修会が開かれました

投稿日時: 2026/07/09 16:13

 6月29日(月)・前期中間考査3日目の午後に、第1回教員研修会が実施され、31名の教員が参加しました。講師として「発創デザイン研究室・ファシリテーター」の冨永 良史氏を招き、「探究・ファシリテーション・前提」の3つのキーワードをもとに、研修を行いました。



 本校の課題解決型学習(PBL)の活動場面で頻発する事例をケーススタディとして取り上げ、「チーム全体、生徒1人ひとり、関わっている教員のそれぞれにおいて、どのようなことが起きているのか」、「どのような声掛けを行うと効果的か」といった視点で話し合いを行いました。


 冨永氏からは「生徒にとって『世界が大きすぎ』たり、『解像度が低すぎ』たりしていないか」、「生徒の中で共通認識がないと自由に発言する安心感が生まれないのではないか」といった問いかけがなされ、教員が生徒の様子を解釈する際に、そもそも前提としていることに改めて意識を向ける重要性が指摘されました。



 今回の学びが、直近では7月6日(月)の1年「社会とつながる探究DAY」や7月7日(火)「2年PBL相談会」で活かされ、生徒の充実した学びに繋がっていくことが期待されます。


令和8年度 「羽水高校学校説明会」についてはこちら

投稿日時: 2026/07/09 11:53

令和8年度 「羽水高校説明会」について、下記より最新情報をご覧ください。


こちらをクリック



7月27日(月)開催 中学生対象 学校説明会


※部活動見学について第一体育館で行う部活は以下です。ご注意ください。


午前:男女バスケットボール部・男女バレーボール部


午後:男女ハンドボール部



9月5日(土)開催 保護者対象 学校説明会


(開催予定) 中学生・保護者対象 探究特進科説明会


羽水高等学校 「学校PR動画

「2年生PBL相談会」を実施しました

投稿日時: 2026/07/07 19:03

7月7日(火)、2年生が取り組むPBL「地域に提案」の活動を進めていくため、PBL相談会を実施しました。


アドバイザーとして、大学の先生方や地域で活動されている方々をお招きし、生徒たちが設定した地域課題や解決策のアイデアについてチーム毎に相談を行いました。各チームは、これまでのフィールドワークで得た気付きや調査内容をもとに、自分たちの考えを伝え、専門的な立場から多くの助言をいただきました。


この会を通して、「本当に地域で実現できるのか」「協力を得るためには何が必要か」「次にどのような調査や行動を進めるべきか」などの視点から、アイデアをより具体的に見直す機会となりました。生徒たちは、助言を受けながら自分たちの提案の課題や可能性を整理し、今後の行動について考えを深めていました。


相談会の後には、各領域で成果報告会を行いました。今回得た学びを、今後のフィールドワークや提案のブラッシュアップにつなげ、地域に向けてのよりよいプロジェクトへと発展させていきます。


外部アドバイザーの皆様、ご協力いただき本当にありがとうございました。


「社会とつながる探究DAY」を実施しました

投稿日時: 2026/07/07 9:43

7月6日(月)、1年生を対象に「社会とつながる探究DAY」を実施しました。


本行事では、防災・環境、健康・福祉、交通・まちづくり、食・農林水産、観光・文化、起業・地域活性、ものづくり・産業、子育て・教育の8つの分野で活躍されている方々を講師としてお招きしました。生徒たちは事前に興味のある分野を2つ選び、前半と後半にそれぞれを受講しました。


講師の皆様からは、それぞれの仕事や活動内容に加え、福井県や地域社会が抱える課題、課題解決に向けて行われている取組みについてお話しいただきました。生徒たちは話を聞くだけでなく、事前学習で考えた疑問について質問しながら、地域と社会のつながりについて理解を深めました。


今回の学びを通して、生徒たちは身近な地域にも多様な課題や魅力があることに気付きました。今後は、講話で得た知見を生かしながら、自分自身が取り組む探究テーマを考え、より深い探究活動へとつなげていきます。


ご協力いただいた講師の皆様、ありがとうございました。