~開会式・壇上発表~
令和8年7月9日・10日の二日間、石川県立音楽堂を会場に
「令和8年度 北信越地区高等学校PTA連合会研究大会 石川大会」
が開催され、北信越5県から約500名のPTA関係者が参加しました。
本校からは、松村育成会会長、中野育成会副会長、吉川校長、伊部先生、米沢が参加しました。


開会式
パイプオルガンでの「トッカータとフーガ」の演奏に続き、開会宣言が行われ、北信越5県から約500名が参加した研究大会が開幕しました。
主催者を代表して北信越地区高等学校PTA連合会会長 出嶋 哲氏より挨拶があり、令和6年に震災などを経験した石川県だからこそ、「人と人とのつながり」や「交流」の大切さを改めて感じたこと、そして本大会が各県のPTA活動の学びと交流の場となることへの期待が述べられました。
続いて、一般社団法人全国高等学校PTA連合会副会長 中村慎也氏より祝辞があり、本大会のテーマである「生きる力を育む~困難を乗り越え、自分らしく生きる力の育成~」を、それぞれの地域での活動に生かしてほしいと述べられました。
その後、北信越地区高等学校PTA連合会表彰が行われ、永年にわたりPTA活動に尽力された各県の功労者へ表彰状が贈呈されました。


表彰された各県代表者の皆様
続いて、石川県知事 山野之義氏、金沢市長 村山卓氏より祝辞が述べられました。
山野知事からは、能登半島地震や奥能登豪雨の経験を踏まえ、「被災地を実際に訪れ、見て感じたことを、それぞれの地域での防災やPTA活動に生かしてほしい」とのメッセージが送られました。
村山市長からは、高校時代は子どもたちが将来の進路や人生を考える大切な時期であり、その成長を支える高等学校PTAへの期待とともに、大会開催への歓迎の言葉が述べられました。
来賓・役員紹介をもって開会式は終了し、この後、研究大会へと移りました。
壇上発表
研究大会では、各県を代表する5校が、それぞれ特色あるPTA活動を発表しました。
富山県立小矢部園芸高等学校
~学校・家庭・地域が一体となって子どもを育むPTA活動~
「オール園芸で育む『花と緑と君が育つ学校』」をテーマに発表が行われました。
部活動や農業クラブ活動、地域貢献活動など、体験を通した学びによって生徒が自信を育む教育実践が紹介されました。
また、PTAでは保護者全員が3年間で何らかの役員を担い、学校行事への参加を通して子どもの成長を見守るなど、学校・家庭・地域が一体となって「育むPTA」を実践していることが紹介されました。


新潟県立新発田商業高等学校
~地域と未来をつなぐサポートの輪~
「伝統を力に、地域と未来へつなぐサポートの輪」をテーマに、体育祭での飲料提供や文化祭での高齢者疑似体験、保護者自身も進路について学ぶ「PTA進路研修」など、多彩で学校や子ども達の「伴走者」としての役割を担うPTA活動が紹介されました。
また、PTAや学校の活動を発信するPTAキャラクター「しばりん」を活用したりと、令和9年度に創立110周年という節目に向け、PTA活動のさらなるブラッシュアップを続ける取組がとても印象的でした。


マスコットキャラクター「しばりん」
長野県坂城高等学校
~時代の変化に対応した持続可能なPTA活動~
「坂城高校のPTA活動 ~学級減とコロナ禍を超えて~」をテーマに発表が行われました。
生徒数減少、入学する生徒も広域であることからPTA活動の参加者減に合わせてPTA活動も継続、休止といった見直し、負担の大きいPTAバザーをキッチンカーへ切り替えるなど、保護者の負担軽減や持続可能なPTA活動への改革が紹介されました。
学校・家庭・地域が連携しながら、時代に対応した持続可能なPTA活動を実践する姿が印象に残りました。


福井県立美方高等学校
~気持ちを一つに、みんなで子どもたちを支えるPTA活動~
「キャッチ・ロー ~気持ちを一つに、子どもたちみんなに届けるPTA活動~」をテーマに発表が行われました。
会場全体で「キャッチ・ロー」の掛け声を実践する参加型の発表で会場を盛り上げました。また、伝統行事である校内レガッタへのPTAチーム参加や文化祭での「華麗屋(かれ
いや)」出店、危険箇所へのカーブミラー設置の取り組みなどの安全活動、キャリアフェスティバルなど、PTA活動の担い手不足が課題となりつつも、「できる範囲で行うこと」を大切に、生徒・保護者・学校が同じ方向を向き、楽しみながら取り組むPTA活動が紹介されました。


会場全員で「キャッチ・ロー!!」
石川県立工業高等学校
~伝統を受け継ぎ、楽しみながら支えるPTA活動~
「石川県立工業高等学校のPTA活動について」をテーマに発表が行われました。
創立140周年を迎える伝統校として、学校の歴史や特色を大切にしながら、音楽や映像を効果的に取り入れたテンポの良い発表で会場を魅了しました。
県工祭での「PTA餅つき」や球技大会での「めった汁」振る舞い、街頭指導、広報活動をはじめ、生徒が主体となる活動を支え、生徒と一緒に楽しむPTA活動が紹介されました。


会場全体で「魂!」と心が一つに
質疑応答
美方高等学校の役員選出方法について質問があり、オンラインアンケートを活用した取組が紹介されました。
講評
石川県教育委員会生涯学習課長 小山内裕之氏より、5校それぞれの特色ある実践について
講評が行われました。
各校に共通していたのは、「子どもたちの成長を願う思い」を中心に据えたPTA活動であり、学校規模や地域の特色に応じて工夫された取組が高く評価されました。
また、
学校・家庭・地域が連携した活動の充実
生徒とともにつくるPTA活動
ICTを活用した負担軽減
「できる人が、できる時に、できる形で参加できる」持続可能な組織づくり
多様な保護者が無理なく参加できる環境づくり
など、これからのPTA活動に求められる方向性が示されました。
講評の締めくくりでは、中島みゆきさんの『糸』を引用し、人と人とのつながりを一本の糸に例えながら、
一本の糸は決して強くはない。しかし、人と人が結ばれ、重なり合うことで、大きな力となり、子どもたちの未来を支えることができる。
との言葉が紹介されました。
そして、今回の大会で得た学びや新たなつながりを、それぞれの地域へ持ち帰り、今後のPTA活動へ生かしてほしいとの期待が述べられ、講評が締めくくられました。


壇上発表された皆さん 講評いただいた小山内氏
羽水高等学校育成会 紙面発表
本大会では、羽水高等学校育成会が紙面発表校として大会冊子で活動を紹介しました。
大会冊子には、学校紹介をはじめ、育成会組織や各委員会の活動などが掲載され、北信越地区の皆様へ本校育成会の取組を紹介する貴重な機会となりました。
各校の発表からは、それぞれの地域や学校の特色を生かしたPTA活動を知ることができました。また、「義務としてのPTA活動」ではなく、「学校や子どもたちのために、共に楽しみながら取り組むPTA活動」という共通した姿勢が印象に残り、これからの活動を考える多くのヒントを得ることができました。
続けて、1日目の特別講演、2日目の記念講演、閉会式の様子についてご紹介します。

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