12月18日(水)本校図書館において『「雪の花」読書会&応援メッセージボードづくり』が開催されました(福井県教育庁生涯学習・文化財課)。
この小説は江戸時代末期福井藩の町医者 笠原良策が疱瘡(天然痘)から人々を救うため有効な種痘(予防接種)を広めようと自身の体と私財をなげうって闘った感動の実話です。小説を映画化し1月24日から全国公開となる記念企画としてこのイベントが開催され、1,2年生の図書委員13人が参加しました。
県ふるさと文学館学芸員による解説のあと、県立図書館司書のファシリテートで読書会を行い
より深く小説を読み解くことができました。
読書会の後は作品の感想や映画への思いを寄せ書きしました。
メッセージボードは上映館(テアトルサンク)で展示します。
12月3日(火)から12月6日(金)の4日間、2年生の普通科は関東理系コース、関東文系コース、関西中国コース、九州コースの4コースに分かれ、研修旅行に行きました。
各コースの様子を写真とともにお届けします。
【関東理系コース】
1日目は筑波研究学園都市において、JAXA宇宙センターや高エネルギー加速器研究機構など、自分たちで選択した施設を見学しました。研究者から直接話を聞くことや、研究の様子・研究器具を見学することができ、とても貴重な経験となりました。
2日目は東京大学、TEPIA先端技術館、富士通テクノロジーホール、浅草と見学・散策をしました。あちこちで「すごい~!」という声が上がり、生徒たちにとってよい刺激となりました。
3日目は文系コース・理系コースともに都内班別研修とディズニーランドに行ってきました。宿泊していた品川のホテルから事前に計画していた各所に公共交通機関を利用して移動し、観光をした後、ディズニーランドに集合しました。歩き回り、行列に並び、へとへとだった生徒たちですが、「楽しかった!」という笑顔であふれていました。
4日目は、まず東京タワーにあるVR体験施設へ行きました。その後、お台場でレインボーブリッジを眺めながらビュッフェを食べ、羽田イノベーションシティへ行きました。
【関東文系コース】
1日目は赤レンガ倉庫で留学生と交流しました。生徒たちはすぐに仲良くなり、身振り手振りを交えながら一生懸命交流していました。
2日目は、大学訪問(上智・早稲田・明治)と企業別研修をしました。それぞれが選んだ企業に行き、目一杯活動を楽しみ、学びとしていました。
3日目は関東理系と同じく都内班別研修とディズニーランドへ、4日目は湯島天神、浅草仲見世、東京スカイツリーへ行きました。
【関西中国コース】
1日目は宮島へ行きました。世界遺産である厳島神社などを散策しました。広島はとても寒かったですが、生徒たちは元気いっぱいな様子でした。
2日目は、平和記念公園で平和学習を行い、大阪に移動してから、それぞれの選択した企業に訪問しました。そしてその後は、本場のお好み焼きを堪能しました。
3日目は大阪市内班別研修を行い、新喜劇に行きました。そして1日を焼き肉で締めくくりました。
4日目はUSJを思いっきり楽しみ、生徒たちは大阪を満喫できたようでした。
【九州コース】
1日目は追手門学院大学訪問、大阪班別研修を行いました。大学では講義を受け、学食で大学生とともに昼食をとりました。そして大阪を出て、フェリーで鹿児島まで向かいました。生徒たちはフェリーでの移動に大興奮の様子でした。
2日目は、鹿児島→宮崎→熊本と移動しながら、JAXA内之浦宇宙観測所見学と企業訪問(霧島ファクトリー・宮崎航空大学校)をしました。霧島ファクトリーでは焼酎原料の芋と水を試食・試飲、宮崎航空大学校では着陸シミュレーションを体験しました。
3日目は長崎まで移動し、原爆資料館とハウステンボスに行きました。ハウステンボスではイルミネーションやアトラクションを時間いっぱい堪能し、生徒たちはとても楽しそうでした。
4日目は、船で軍艦島へ向かいました。残念ながら、波が高く上陸はできませんでしたが、船上から軍艦島を見ることができました。船酔いはありましたが、生徒たちにとってよい体験になったと思います。
12月2日(月)から12月6日(金)に、2年生探究特進科が台湾へ研修旅行に行ってきました。
2日目には現地の嘉義高校を訪問しました。午前中は、生徒との交流会を行い、楽しいひとときを過ごしました。午後からは、プレゼンテーション発表会を行い、英語で現在行っているPBL活動のプレゼンテーションをしました。いつもと違う環境、雰囲気の中、緊張している様子でしたが、とてもよい経験になりました。
3日目にはB&Sプログラム(現地の学生と交流しながらの同行観光)、4日目は、故宮博物院で、中国4000年の歴史を体感しました。その後、モンゴルBBQを食べ、十分、九份と台湾を満喫しました。
十分ではランタンに願いを書いて空に飛ばし、九份ではその絶景を堪能しました。
その様子を写真でご覧ください。
12月16日(月)に、2年最終報告会、1年中間報告会を実施しました。本校の「総合的な探究の時間」では、地域の課題を見つけて解決策を提案する「地域に提案!」をおこなっています。1年生は10月まで探究活動の基礎を学び、11月に興味がある分野の課題を見つけるためのフィールドワーク(FW)に出かけました。そして設定した課題に対して、助言や指導を頂く場が今回の中間報告会です。
1年生は、高校生になって初めて校外の方にプレゼンテーションをする機会です。少し緊張しているようでしたが、助言者の方から多くの事を吸収しようと、真剣なまなざしでした。これから、3月の課題設定報告会に向けて、今日の学びを大切にして課題設定の見直しに取り組みます。
2年生は、FW先の方、大学の先生、役所の方、NPOの方など、これまでお世話になった方々をお招きして、最終報告会にのぞみました。また、福井大学の木村優教授と共に研究されている中国の大学の先生も特別参加して下さいました。
株式会社mummの村上純一郎様に開会のご挨拶を頂いて、ポスター発表が始まりました。設定した課題に対する探究方法はどうだったか、解決方法は有効かなどについて、コメントをいただきました。また本校では、同じ時間に中間報告会をおこなっている1年生も、交代で先輩の発表を聞くシフトをとっていて、みな探究活動の最終的なゴールをイメージして聞いていました。
閉会式では、福井大学の木村教授に講評と探究活動の意義についてお話しいただきました。最後に、来場してくださった皆さんに代表の生徒が謝辞を述べて閉会となりました。2年生は今後、省察論文として、これまでの探究活動を整理し言語化する活動に取り組みます。
12月13日(金)に、金沢大学の大学生との交流会、福井大学大学院生によるSTEAM教育、この2つの講座が開かれました。
・福井大学大学院生によるSTEAM教育
福井県内の高校1年生を対象にしたSTEAM教育の効果を実証するための研究を進めておられる、大学院生の増井さん、安田さん、石原さんに講師としてお越しいただきました。STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を統合的に学ぶ教育のことです。「STEAM教育の目的は、論理的思考力や問題解決能力といった力を身につけ、高めていくことにある」と言う増井さん、STEAM TOYを使って生徒に遊び感覚も交えて、3種類の実験させて下さいました。
・金沢大学生との交流会
令和4年度から金沢大学の山下貴弘特任助教に御協力いただき、学部生や大学院生との交流を通して、高校生の進路選択に資する話や、探究活動の意義についての話をしていただいています。今回は、福井県出身の小泉さんから、文理選択の心構え、探究テーマの決め方、そしてKUGS特別入試(ある一定の探究する能力を持つ者を育成するための金沢大学の入試制度)で入学した経験から、大学進学と探究活動との関わりについてお話しいただきました。そして八木さんからは、金沢大学融合学域ならではの、学問の枠を超えてアート&デザインについて研究しているお話をお聞きしました。金沢大学の山下特任助教と学生さんには、3月の最終報告会にお越しいただく予定です。
☆探究特進科の2期生がクラウドファンディングを立ち上げました
羽水高校では、総合的な探究の時間に「地域に貢献!」と題して、地域の課題を発見してその解決策を探る活動をおこなっています。探究特進科の2期生(2年1組)の3人の生徒が、大野市をもっと知ってもらったり、もっと観光客を集めたりできないかと活動してきました。校外の様々な方と協働をすすめた結果、1つのプロジェクトがまとまりました。
それは、クラウドファンディングで、令和7年1月7日までの1ヶ月に35万円を集めて、「ご当地VTuber『歩音ティナ』と大野のPR動画を作ろう!」というプロジェクトです。
つきましては、皆さまにもぜひ温かいご支援を賜りたく、¥1,000から応援できますので、何卒よろしくお願いいたします。
詳細はコチラ ⇨ https://for-good.net/project/1001345
12月2日(月)に福井大学アカデミーホールで行われた、「令和6年度足羽山をバズらせる!プロジェクト報告会『足羽山を盛り上げる学生サミット2024』」に、探究特進科1年1組の2チームが参加し、探究合宿でまとめた「足羽山を盛り上げる」案についてプレゼンテーションをしました。このサミットは、福井大学事務局企画力向上プロジェクトチームと足羽山こどもとあそぶLab.による、足羽山地域の課題の解決とにぎわい創出を目指した活動の一環です。
毎年、羽水高校の探究特進科1年生は探究合宿を実施し、班に分かれて3日間でテーマに沿った探究活動を行います。今年度のテーマは足羽山の活性化でした。その際に、福井大学大学院生の吉田憲人様に指導、助言、講評をいただいた縁で、今回のサミットにお招きいただき、貴重な機会を頂きました。
羽水高校生は後半から参加し、まずプレゼンテーションを行いました。素晴らしい会場と設備の中で少し緊張気味でしたが、発表したアイディアに対し、参加者から「よい観点なので、一緒に考えていきましょう」とのお言葉もいただきました。
続いてパネルディスカッションでは、大学院生と羽高生代表が足羽山活性化の案と今後していきたいことなどについて語り合いました。
最後に、全員で記念撮影をして閉会となりました。探究特進科の生徒の中には、総合的な探究の時間のPBLで足羽山をテーマにする者や、それとは別に足羽山の活性化に取り組む者もいると思います。本日参加の、福井大学の皆様、足羽山でご活躍の皆様、県庁・市役所の皆様、NHKの皆様、その他関係者の皆様、これからもよろしくお願いいたします。