7月11日(金)~12日(土)に北信越高校PTA連合会研究大会が福井市のフェニックスプラザ・エルピス大ホールで開催されました。
今回のテーマは「輝きある未来への継承~共に生き、共に育つ」で、長野・新潟・富山・石川・福井の北信越5県から、PTAに関わる多くの方々が一堂に会しました。
1日目の7月11日(金)は、開会式・アトラクション・発表(各県代表5校)があり情報交換や意見共有の場となりました。
開会式

歓迎アトラクションでは、福井県立武生商工高等学校吹奏学部のパワフルな演奏に参加者は魅了されていました。

恐竜との共演もあり、会場の皆さんも立ち上がって一緒に踊っています。

引き続き、各県代表校の発表がありました。
①「絆」で繋ぐ、復興への道 ~羽咋高校と地域が共に創る未来~(石川県立羽咋高等学校)

② 入善高校におけるPTA活動の実践 ~コロナ後の活動について~(富山県立入善高等学校)

③ はばたけ、ときめけ、PTA活動(新潟県立柏崎常盤高等学校)

④ 長野県上田千曲高等学校の教育とPTA活動(長野県上田千曲高等学校)

⑤ 統合から未来へ 新しいPTAのかたちを求めて(福井県立武生商工高等学校)

各校によってPTA活動の実情は異なるものの、5校すべてがユーモアを交えた発表で会場を和ませていました。
印象的だったのは、それぞれの学校が特色ある活動を展開していたことです。例えば、「保護者と高校教職員による球技大会の開催」や、「生徒・保護者・教職員による地元海岸のビーチクリーン活動」、さらに、保護者が学校を訪れる機会を増やすための「調理実習授業体験講座の開催」や、地域の方々との交流を目的とした、「保護者と地域の方が生徒にそばを振る舞う事業」などがありました。さらに、生徒の発案により能登復興への応援メッセージを募り、PTAがそれらを看板にまとめて作成した事例もあり、学校・保護者・地域をつなぐ要として、活動が行われている様子を知るとこができました。
また、どの学校もPTA役員の選出には課題を抱えていることが共有され、PTA活動の「見える化」や「スリム化」の重要性を改めて実感する機会となりました。
ある発表者の言葉に、“子どもが通う学校に親として積極的に関わることが出来るのは高校が最後だと思います。”との言葉がありました。残り少ない高校生活を送る子どものために、親として積極的に関わっていきたいと感じさせられる一言でした。
2日目の12日は記念講演と閉会式がありました。記念講演は、福井工業大学スポーツ健康科学部教授・元男子日本代表バレーボールチーム監督の中垣内祐一氏による「選手強化の最前線 ~男子バレーボールのケース~」と題するお話でした。保護者としても人としても、大変勉強になりました。
閉会式では、大会宣言が行われ、次年度開催県の石川県から挨拶がありました。最後に今大会の実行委員長から、お礼の言葉がありました。北信越地区各地からお越しの皆様、福井県大会のためにお越しいただき、羽水高等学校育成会からも感謝申し上げます。