11月8日(金)に本校にて、板敷駿希アナウンサー(NHK福井放送局 放送部)をお招きして、「伝える・伝わる ~言葉を使ったコミュニケーション~」という演題で、講演会を開催しました。「元氣創生塾」は公益財団法人北陸電力教育振興財団が主催で、「地域の様々な職業の第一線で活躍する講師陣を招き、講演会や課外授業を開催することにより、次世代を担う高校生が将来の夢や目標を定めるうえで、そのきっかけづくりに寄与する」ことを目的としています。
探究活動のプレゼンテーションに活かしたい生徒、高校や社会において周りの人とのよい関係づくりの参考にしたいという生徒など、1年生32名が受講しました。

板敷アナウンサーは番組・企画の制作もされており、その際に大切な事を教えてくださいました。そのいくつかをご紹介します。
・取材ですべてが決まる
相手に興味を持つ。そのために事前にいろんなソースから情報を収集し、また取材メモを作成し
て、事前準備を徹底する。すると相手の懐に飛び込める。
・あいづちや表情、リアクション
あいづちに関しては、話し手の発話時間と発想量を増加させる。(つまり、相手の話を引き出せ
る、ということですね。)
円滑なコミュニケーションやプレゼンテーションに大いに役立つことはもちろん、探究活動全般で羽高生が持つべき姿勢として大いに参考になります。

また、生徒の質問や悩みにも答えてくださいました。
・緊張をほぐすにはどうしたらよいか
息を吸い続けて体を緊張状態にして、一気に息をはいて脱力する。これを何度か繰り返す。プレ
ゼンテーションだけでなく、試合やコンクール前などあらゆるケースでやってみて。
・キャリア形成のためにアドバイスをください
高校・大学で、様々なことを一所懸命にやってください。その経験があなたの厚みになる。
板敷アナウンサーのプレゼンテーションそのものが、構成もスライドも話術もすべてが大変参考になりました。これから生徒たちは探究活動において、地域の課題を設定し、収集した情報を多角的・批判的に検討し、解決策を探っていきますが、今日の講演は貴重なアドバイスとなりました。日頃のコミュニケーションでも、いろいろ気を付けるようになるでしょう。板敷様およびNHK福井放送局の皆様、また担当してくださいました鈴木様をはじめ北陸電力の皆様、本当にありがとうございました。