とき 令和8年9月5日(土)13:30~
ところ 福井県生活学習館 映像ホール
演題 これからの高校生のキャリアはどう変わる?
時間軸・空間軸の観点から「キャリア」のあり方を考える
社会を生きる子どもたちのために ~大人が共に学び、考え、未来を拓く~
講師 株式会社ソフィア 産学共創プロデューサー
株式会社ソフィアリンク 代表取締役
廣田 拓也氏
今回の研修会では、人口減少やAIの進化によって大きく変化する社会の中で、子どもたちが自らの未来を切り拓くために必要な力と、私たち大人が果たすべき役割について学びました。


変わりゆく社会と、これからの子どもたち 講演の中で特に印象に残ったのは、少子高齢化による労働人口の減少についてのお話でした。 これまで10人で担っていた仕事を、将来は6~7人で担わなければならなくなるというお話で、野球に例えると、同じ広さのグラウンドをこれまでより少ない人数で守らなければならないということです。
こうした説明を通して、これからの若者たちが直面する社会の変化と、一人ひとりに求められる役割の大きさを実感しました。
その一方で、AIなどの新しい技術を活用し、人間の力だけでは補えない部分を支えながら、社会を維持していくことの重要性も語られました。
これからの子どもたちには、知識を身につけるだけでなく、新しい技術を使いこなし、変化する社会に柔軟に対応していく力が求められます。 自ら問い、考え、行動する力を育む 講演では、与えられた条件の中で正解を導き出すだけでなく、自ら課題を見つけ、問いを立て、行動する力の大切さについてもお話がありました。 「前例がない」「予算がない」といった理由で可能性を閉ざすのではなく、既存の枠組みにとらわれず、新しい道を切り拓いていくこと。 また、異なる考え方や価値観を持つ人との出会いが、新たな気づきや変化を生み出すきっかけになることも学びました。 これからの教育には、正解を教えるだけではなく、子どもたち自身が疑問を持ち、考え、挑戦できる環境づくりが求められています。
こうした考え方は、本校で取り組まれている探求学習にも通じるものがあります。また、講演では、知識を得るだけでなく、実際に経験し、振り返り、次の行動につなげることの重要性も紹介されました。生徒たちが自ら課題を見つけ、考え、挑戦する経験を積み重ねることが、主体性を育むことにつながると感じました。


学校・家庭・地域・企業が共に支える教育へ 子どもたちの成長を学校や家庭だけで支えるのではなく、地域や企業など、社会全体で支えていく「共助」の重要性についても紹介されました。 学校と企業が連携し、実際の仕事や社会の課題に触れる機会をつくることは、子どもたちが将来の進路や生き方を考える上で、大きな学びにつながります。 また、子どもたちの率直な疑問や新しい発想は、私たち大人が当たり前だと思っている価値観を見直すきっかけにもなります。
大人が一方的に教えるのではなく、子どもたちと共に問い、考え、学び合う姿勢が大切なのだと感じました。

子どもたちが希望を持てる未来のために 今回の講演を拝聴し、これからの子どもたちが背負う社会的な負担の大きさに、正直なところ、将来への不安を感じました。 しかし、私たち大人が未来を悲観し、子どもたちに「これからは大変だ」「かわいそうだ」という思いを押し付けてしまっては、子どもたち自身が未来への希望を失ってしまうかもしれません。 未来を生きていくのは、子どもたち自身です。 だからこそ、私たち大人がすべきことは、将来の厳しさを伝えるだけではなく、子どもたちが希望を持って歩んでいけるよう、共に学び、考え、行動し、その環境を整えていくことではないでしょうか。 社会が大きく変化する今、私たち大人も従来の価値観にとらわれず、子どもたちと共に学び続ける姿勢が求められていると感じます。 子どもたちの未来を心配するだけでなく、子どもたちと共に未来をつくっていく。 今回の研修会は、その大切さを改めて考える貴重な機会となりました。

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