羽水高校BLOG
福井県立羽水高等学校 > 羽水ブログ(記事一覧) > 3学年合同発表会が開かれました

3学年合同発表会が開かれました

投稿日時: 2024/04/30 11:20

4月24日(水)7限目の「総合的な探究の時間」に3学年合同発表会を実施しました。3年生の代表4チームが2年間のPBL(課題解決型学習)を振り返り、学びのプロセスと得た成果について後輩たちに語りました。


【女性活躍・子育て領域】「より多くの高校生に保育士の魅力を伝えるには」
このチームは、校内でアンケートを実施し、3割以上が一度は保育士をやりたいと思ったことがあるものの、待遇面と給与面を理由に現在も志望している生徒は僅か6%である現状に着目しました。六条保育園での保育士体験を通じて実感した保育士の魅力を高校生に伝えるために、ポスターを作成し、各クラスに配布しました。

1,2年生からは、「保育士の給料はどれくらい上げるべきか」「保育士の最大の魅力は何か」「保育士不足を解消するためにはどうすべきか」といった質問が出ました。


【防災・災害領域】「復興作業と感染症感染拡大防止を両立するためのマニュアル作成」

このチームは、日本赤十字社福井支部や南越前町役場防災安全室を訪問し、豪雨の際に復興作業と感染症対策を両立させるためのマニュアル作成に取り組みました。

聴衆からは「なぜWebサイト等ではなく紙のマニュアル作成を選んだのか」という質問があり、「非常時の災害現場における情報源として紙媒体が有効であると判断した」と回答していました。


【交通領域】「高齢者の交通事故数を減少させるにはどうすればよいか」

交通事故被害者の75%が高齢者であるということに衝撃を受け、このチームは、高齢者の交通事故を減少させるには反射材の活用が最も有効だと考えました。福井県警と連携して反射材利用促進のための広報活動に取り組みました。


【農業・食文化】「越のリゾット米〜県内の人に知ってもらうには〜」

このチームは、「越のリゾット米」の認知度の低さに着目し、福井市役所や福井新聞の紙上アンケートを活用してお弁当のメニューを決め、田植え・稲刈り体験なども行いました。越前ふくいマルシェへの出店やさくらマラソンボランティアなど多くの校外活動に波及し、PBLを通じて多様な人々との関わりを持つことができました。


参加した1,2年生は積極的に質問し、先輩たちの充実したPBL報告から大いに刺激を受けていました。