主体的な学習を目指すASUの活動の一環として、1月26日に本校育成会の主催による「ふくい『仕事人』によるキャリア講座」の第2回目が行われました。“キミのミライのカタチ”を主テーマとして、様々な職種の方から職業の内容を教えていただき、生徒の将来を考える機会をいただきました。生徒は8つの講座から2つを選び、熱心に講義を受けました。「本物に触れる」機会を持つことで、自分の進路を考えることに役立ててほしいと思います。
1月19日(金)のASUの時間に本校の物理実験室にて、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の教育支援コーディネーターの斉川清一様をお招きして、第2回放射線講座が開かれました。
まず参加者は、放射線の種類や特性などを学びました。そして、蒸発したアルコールの中を放射線が進む様子を観察しました。
次に、様々な物質から出ている放射線量を測定したり、距離や遮蔽物によって変化する放射線量を測定したりしました。
本日の講座から、理科だけでなくすべての教科で、また探究活動において、ひいては生活全般において、疑問を感じたことに関しては、繰り返しやってみることの大切さを学びました。
12月25日(月)にアオッサ8階の福井県県民ホールで「高校生探究フォーラム」が開催されました。
司会は全て羽水高校生です。前半は探究活動についての講演を聴きました。
(開会式と講演の司会は緊張しました)
後半は、各校の探究活動の中間発表としてポスターセッション形式で発表したのち、参加者(高校生や様々な大人)から助言を得たりディスカッションをしたりしました。職業系の高校も交えての発表会は初めてで、大変興味がわきました。
(さあ、ポスターセッションをします)
閉会式では、司会者が参加者を代表して、このイベントについての振り返りを発表しました。
そして、参加者全員の頑張りを称え、今後の探究活動に活かしていくことを確認して、会を閉じました。司会、職業系の発表、様々な人の前での発表は大変貴重な体験となりました。
12月18日(月)、2学年のPBL(課題解決型学習)最終報告会が行われました。
領域ごとに分かれて教室で発表を行った夏の中間報告会とは異なり、今回は体育館に集まり、ポスターセッション形式での発表でした。
すべてのグループが2回ずつ発表し、発表者以外の生徒は興味のある発表を聴くという形式で、1年生も2年生の発表を聴きました。
これまで2年生は、1年次に選んだ探究テーマの解決策を考え、地域に提案するためにフィールドワークやアンケート、ポスター作成などを通して探究活動をすすめてきました。今回はこれまでの成果を直接アドバイザーの方々に披露する最後の機会でしたが、探究活動の進度に差はあれど、どのグループもうまく成果をまとめることができていたように思います。
探究学習はこれで終わりではなく、今後は個人での論文執筆があります。
今回の報告会でいただいた貴重なアドバイスをいかし、論文執筆に向けて準備を進めてほしいです。
12月16日(土)に福井県教育総合研究所で開催された見出しの会に、本校から1,2年生合わせて23名が参加しました。理科についてさらに深く学びたいと考えている県内の高校生が集まり、物理・化学・生物の3講座に分かれて普段の授業よりもハイレベルな実験に挑戦しました。
今回の内容は以下の通りです。
物理分野:音速測定オシロスコープ
化学分野:ダニエル電池の内部抵抗を探究
生物分野:大腸菌の形質転換
はじめの1時間は各分野の題材や実験内容についての講義を受けました。本校の1年生は現在「地学基礎」のみ履修しているため、どの分野においても中学校での学習を手がかりにしながら理解しようと頑張っていました。2年生は既習の知識を活用しながら、仮説を立てて実験を進めていました。
また、教育総合研究所の今澤先生より「探究とは、関心をもっていることや、疑問に思っていることについて『もっと知りたい』、『より真理に近づきたい』という知的好奇心に根ざし、自分で設定した問いに答えを見いだす活動のことであり、失敗を恐れず粘り強く取り組む姿勢が重要である」というお話もありました。
他校の生徒と協働しながらのグループ探究を通じて、生徒一人ひとりが多くの刺激を得ている様子でした。
12月15日(金)に本校の探究ルームにて、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の教育支援コーディネーターの斉川清一様をお招きして、第1回放射線講座が開かれました。
参加者はまず、物質の中の放射性同位体は変化し、これを測定することで地球の太古のイベントの年代測定が可能であることを学びました。そして、放射性崩壊のシミュレーションとして、放射性原子に見立てた100個のサイコロを振り、1の目が出たら放射性崩壊したとして取り除いて、残りのサイコロの数をグラフにしました。
最後に、サイコロを振る代わりに、コンピュータのランダム関数を用いてシミュレーションする方法を体験しました。サイコロ100個よりも1,000個、1,000個よりも10,000個のほうが、グラフが理想的な曲線に近づくことを演習しました。
第2回放射線講座は1月19日(金)のASUの時間に開かれ、実験や観察が多く行われます。自分の目で放射線を見ることができるということで、生徒達は楽しみにしています。