探究特進科について

1 探究特進科の設立について

令和4年度4月に、羽水高等学校探究特進科が開学科します。

1クラスの設置で定員は35名です。

 探究特進科は、『普通科』とは異なり『専門学科』であり、一般科目(42~48単位)の他に専門科目(22~42単位)、更に学習内容を深める学校設定科目(15~29単位)を履修し修得します。

 「高度な授業」と「探究活動」を両輪に、高い志と質の高い学力を有する生徒を育成し、大阪大学、金沢大学等の国公立大学や関関同立等の私立大学といった、より高い進学目標の実現を目指す学科です。

2 探究特進科の教育について

★年間33単位の2学期制単位制カリキュラム

 令和4年度入学生より、カリキュラムが大幅に変わります。1つは、3学期制から2学期制への移行です。併せて、進学型単位制へ移行します。これにより、前期と後期で異なる科目を履修し修得することで、個々の生徒の進路実現に対応した科目選択が可能となります。

 下記は、探究特進科の第1学年の1週間の時間割(イメージ)です。月曜日1校時から金曜日5校時までが、正規の33単位の授業となります。

校時
現代の国語理数数学Ⅰ理数地学総合英語1理数数学Ⅰ
歴史総合言語文化家庭基礎現代の国語言語文化
総合英語1音美書Ⅰ理数数学体育ディベート
理数数学Ⅰ公共ディベート言語文化情報Ⅰ
体育情報Ⅰ歴史総合理数数学Ⅰ探究の時間
理数地学総合英語1理数数学Ⅰ音美書ⅠASU
家庭基礎保健探究の時間HRASU

 下記の表は、探究特進科の理系で国公立志望の生徒の時間割例(イメージ)です。文系・理系、進路志望により積極的に選択できる時間が増えました。後期は演習を増やし、理解を深めて大学受験に向かっていきます。

校時
論理国語英語表現実践英語理数数学Ⅱ理数数学Ⅱ
理数数学Ⅱ理数物理理数数学Ⅱ体育古典探究
実践英語古典探究理数化学理系国語体育
地理探究理数化学理数物理地理探究実践英語
理系国語実践英語論理国語英語表現理数物理
理数数学Ⅱ地理探究体育理数化学ASU
理数物理理数数学Ⅱ地理探究HRASU
※ 赤字は学校設定科目、青字は前期に履修する科目です。

★学びをデザインするASU

 令和4年度入学生よりカリキュラムが大幅に変更されることで、毎週金曜日の6校時と7校時に『ASU』(After School Usui)が生まれました。この時間は、生徒がセルフデザインした学びを実践する時間と空間です。例えば、「教養講座」で、地元福井の文化歴史、伝統工芸、地元企業、ハイテク産業の素晴らしさを体験したり、「発展講座」で、思考問題や難易度の高い入試問題に取り組んだり、「学び直し講座」では、苦手分野や科目の克服できます。また、「自主学習講座」では、宿題をしたり、予習をしたり、学習アプリで先取り学習をしたりできます。

★地域に提案するPBLとSTEAM教育

 本校では、プロジェクト学習(Project Based Learning)に力を入れて、生徒の潜在能力を引き出しています。身の回りの地域に関連した内容の課題設定や問題解決に取り組むことがその特徴です。本校では「地域に提案!」という大きなテーマのもと、チーム(3〜4人)ごとに自分たちの地域社会が抱える課題を調査したり、その解決を目指したりします。例えば、中心市街地活性化、女性活躍・子育て、防災・災害など8つのテーマがあります。

 STEAMとは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの英単語の頭文字を組み合わせた用語です。

 STEAM教育とは、理数教育に創造性教育を加えた教育理念です。「知る(探究)」と「つくる(創造)」のサイクルを生み出す領域横断的な学びにより、新たな発見を生み出すワクワク感が魅力です。

★ライバルは級友です 文理混合クラス

 探究特進科は2年生以降、1クラスの中で文系の生徒と理系の生徒が混在した文理混合クラスになります。多くの教科で教室を分けて授業を行いますが、クラス内で多様な考えや価値観を持った生徒が集まり、互いに刺激を与え、高め合うことができます。担任も二人体制なので、文理それぞれで進路サポートができます。

★グローバルスタディーを海外研修旅行で

 探究特進科では、修学旅行はありませんが、探究学習の大きな行事として、東南アジア周辺国で4泊5日の海外研修を実施する予定です。現地での異文化体験だけでなく、現地の企業や研究機関を訪問したり、姉妹校などで交流のある高校生や大学生に探究学習の成果を英語で発表したりするなど、探究学習をより深めるための活動を実施します。

★∞の学び探究ルーム

 PBLや授業で探究的な活動や放課後の自主的な活動などに使用し、生徒自身が議論を深めたり発信できる部屋です。本年度(令和3年度)中に完成の予定です。

 壁一面や移動式ホワイトボードと複数のプロジェクター、自由にレイアウトできる机と椅子で活動したり議論を深める。また、WIFIとマイク・スピーカーなどを備え、外部とオンラインで協働したり、校内外の方を迎えて発信できるように計画しています。探究的な活動の拠点となる部屋が誕生します。

3 探究特進科の進学指導について

 難関国公立大学・私立大学などへの合格を目標とし、1年次より様々なプログラムを準備しています。例えば、「大学探究プログラム」、「親子による進路学習会」、「予備校講師による特別講座」等です。また、2年生の夏休みには、「大学訪問」を行い大学見学や卒業生との交流会なども計画しています。さらに、「ハイレベル模試」にもチャレンジするなど、前述のASUの時間等も有効に活用しながら、高い目標をサポートするための行事を行います。

4 特色選抜について

 探究特進科では特色選抜「探究」を実施します。高い基礎学力と、主体的に学ぶ意欲・探究心をもった生徒を募集します。定員は7名。学科試験、面接等で総合的に判断して選抜します。

5 学習の様子

タブレットで「実験動画」を視聴しながら、対話を通して主体的に実験を進めていく生徒達です
生徒の司会進行で進められたPBLの中間発表会です
ICT機器を使い課題発表の資料作りに取り組む生徒達です

6 探究特進科に関するQ&A

Q:羽水高校を一般入試で受験する際に、普通科と探究特進科の併願は可能でしょうか?

A:探究特進科を第1希望、普通科を第2希望とすることは可能です。逆はできません。

Q:探究特進科では、部活動への参加に制限はありますか?

A:現在、普通科の多くの生徒が部活動に積極的に参加して素晴らしい成果を上げています。探究特進科でも普通科同様に特に制限は無く参加できます。

Q:探究特進科から普通科への転学科はできますか?

A:履修する科目が大幅に異なるために転学科はできません。

Q:探究特進科ができることで、普通科の特設クラスが無くなるのでしょうか?

A:探究特進科ができることで、普通科の特設クラスと標準クラスの編成に変更はありません。

Q:どの様な生徒像を目指している学科なのでしょうか?

A:将来は地域社会のリーダーとなり活躍する人材の育成を目指しています。そのために、高い学力と探究力を持ち積極的に社会に発信する力を育成します。

Q:どの様な学びの特徴があるのですか?

A:『一人ひとりに学ぶ喜びを』をキャッチフレーズにしています。一人ひとりが自主性をより発揮しながら、思考力をより高める活動的な学習をし発展的な内容を丁寧に学びます。また、「学習アプリ」を取り入れた個別学習やICTを活用したわかりやすい授業が特徴です。

Q:課外授業はあるのでしょうか?

A:普通科では、夏休み・冬休みの課外授業、春特別講座、土曜講座が開かれ、生徒全員が参加し学習に励んでいます。探究特進科でも、進路目標に合わせこれらを計画しています。